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くだりたい雑記帳

意思

Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 難病ALS患者の意思伝達、判定装置「心語り」開発

ALSという疾患を御存じだろうか。ALSとは、英語名(Amyotrophic Lateral Sclerosis)の頭文字をとった略称で、日本語名は「筋萎縮性側索硬化症」といい、運動神経が障害されて筋肉が萎縮していく進行性の神経難病である。10万人に2~6人の発症割合の稀少難病で、残念ながら現在のところ原因も治療法もわかっていない。一般 に50歳前後で発病し、患者は全国で7千人程と言われている。全身の筋肉が衰え最後には人工呼吸器に頼らなくてはならなくなる恐ろしい病気である。その為患者は意思疎通を図ることも儘ならなくなるので、これまで僅かに動く筋肉に流れる微弱な電流を察知してパソコンのカーソルを動かしたり眼球の動きから意思を酌み取ったりする機械が開発されて来た。しかし病気が進行し意識的に筋肉を全く動かせなくなった時は意思伝達手段がなかったのである。この血流量測定の技術により更に患者と家族の負担が軽減することが期待される。

もし自分の意思が伝えられないとしたら・・・自分なら死を選んでいたかもしれない。だがALSの人達はその死という選択肢も選べずただ徒に生かされているのだろうか。最初僕にはそう思えてならなかったが、治ることはない難病であり将来の自分の展望がわかっていても病と闘いながら懸命に生きる患者の姿に人間の生きる強さを感じた。この機械の登場が少しでも患者と家族にとって明るい光となることを祈るばかりである。
by kazukun0812 | 2005-09-26 19:02
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