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くだりたい雑記帳

ローダウンへの道

このシリーズの内容は完全に自己満足なので、興味のない方は軽く読み飛ばして下さい。でも自分の理解のためにもなるべく噛み砕いて書くので、少しでも興味を持って戴けたら嬉しく思います。

ぷ 。 ぷ 。 ぷ 。 ぷ 。 ぷ 。

ローダウンって知ってますか?

車を改造して車高低くするあれじゃないです。ローダウンとは、ボウリングの投げ方の一つで、高速高回転のボールを投げれるとされています。高速高回転のボールが投げれるとどんないいことがあるかというと、ストライクが出やすくなるんです。詳しいことは抜きにして、このローダウン投法をマスターすれば従来の投げ方とは比較にならないほどのすんごいボールが投げれる様になるってことです。

従来の投げ方でどうやってボールに回転を与えているかというと、ボールの下側に指を入れて、ボールを投げる(リリース)瞬間に持ち上げる様にしながら手首を返す(この動作をリフト&ターンといいます)ってのを一瞬のうちにやっているんです。ただこの方法だと、ボールに回転を与える上向きの力と、ボールを前に押し出す前向きの力が違う方向を向いているので、回転数と速度を両立するには限界があります。即ち、回転をかけようとするとスピードが落ちてしまうし、速いボールを投げようとすると回転が落ちてしまう、というジレンマがある訳です。ベクトルで考えるとわかりやすいと思います。

ローダウン投法はどうやって投げるのか?というと、リリース時に手首を開いて(ブロークンリスト)親指を強制的に抜き、残った指でボールを前に押し出す、というものです。この方法だとボールを前に押し出す力と回転をかける力の方向が同じなので、高速高回転のボールが投げれるんです。従来の投げ方だと、ボールの下側に指を入れる為にボールを抱え込む様に手首を閉じる(カップリスト)ことが必須だったので、手首を開いてしまうローダウン投法は画期的といえます。とにかく、全く違う方法でボールに回転を与えるんだってことです。

従来の投げ方に関しては教則本みたいなのが出ているんですが、ローダウン投法に関しては日本ではまだまだ馴染みが薄く、詳しく書いてある本は見当たりません。いつものボウリング場でプロに教えて貰ったり、ネットで海外のトッププロの動画を見たりしてイメトレするくらいしか方法がないので、実技に関しては見よう見まねでやってみるしかなく…やってみました。

最初投げてみたら親指を抜いた時点でボールを落としてしまい、頑張って投げてもただの縦回転のボールに。確かに違う感じで回転が付けられてる気がするけど、今までと劇的に違うとも思えず。何度か繰り返してコントロールが付けれる様になっても、依然ボールは縦回転のままで、しかもリリースの際にボールを抱え込んで曲げた肘を伸ばしながらカップリストをブレイクするので肘に相当な負担がかかり1G投げただけで戦闘不能に。肘を痛めてしまうのは投げ方が悪いとか筋肉が足りないとか色んな原因があるんだろうけど、このまま投げ続けるのは選手生命に係わると思い已む無く断念。。。

ボールを抱え込んだ肘を一気に伸ばす動作が危険、という推測に基いてリリース時のリストアクションだけ習得する方針に変更、試行錯誤を重ねました。親指を抜いてボールの表面を残りの指で撫でる様に押し出す、とか、指2本でボールを投げる、とか色んな表現を自分の感覚と統一しながら黙々と投げること○×日。自己流ローダウンならぬ怪しい投げ方が完成しました。

肘を庇いながら投げていたら生まれたこの投げ方は、リリースの瞬間に手を引いて親指を抜くという変なものです。確かに回転がめっさかかるけど手を引くので前進力がなく、ただグイグイ曲がるボールという感じ。おまけにかなりサイドローテーション気味なので、オイリーなコンディションでは使えなそう…

続く!!!
by kazukun0812 | 2008-08-19 19:51
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